繁田正子賞
日本禁煙学会では、多年にわたり喫煙防止教育や後進の育成に情熱を捧げられた故繁田正子先生の遺徳を偲び、NPO法人京都禁煙推進研究会「まさこ基金」からの助成を得て、次世代を担う若者によるタバココントロール研究・調査および活動を奨励する目的で、日本禁煙学会繁田正子賞(Shigeta Masako Young Investigator Award;SMYIA)を設立しました。下記の募集要項を参考に、奮ってご応募ください。
応募締切日
一般演題の締切日に準じます。
募集要項
応募資格 | 40歳以下(2023年3月31日時点)の日本禁煙学会会員で、筆頭演者本人が11月11日の当日ディスカッション(繁田正子賞セッション)に参加できる。(応募は、一人につき一演題まで) | |
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対象研究・活動 | 一般演題(口演)の筆頭著者。タバココントロール研究・活動に資するもので、未発表のもの。 | |
応募の条件 | 賞を受賞した際には、演題内容を論文にまとめ、原則として日本禁煙学会雑誌または海外の雑誌(Tobacco Controlなど)に6か月以内に投稿すること。 | |
選考方法 | 第1次審査 | 応募された抄録をもとに最終発表者(6名程度)を選出する。 |
第2次審査 | 送付された事前動画を視聴した上で、学術総会当日(11月11日(土))の繁田正子賞セッションでキースライドのプレゼンテーション審査と質疑応答を行い、審査委員が選考する。 | |
表彰 | 閉会式で選考結果を公表し、最優秀賞1名と優秀賞2名の表彰と賞(賞金総額10万円)の贈呈(後日郵送)を行う。 | |
応募方法 | 演題登録時に「繁田正子賞への応募を希望しますか?」の項目で「希望する」をご選択ください。 |
応募の流れ
- ①演題締切日まで:演題登録(繁田正子賞応募を選択)
↓(第一次審査) - ②8月中(予定):演題採択通知と前後して最終発表者に第一次審査結果通知
↓ - ③発表動画等締切日まで:発表動画およびキースライド作成・提出
↓(10月28日~:事前オンデマンド動画配信、審査委員視聴) - ④11月11日(繁田正子賞セッション):キースライドプレゼンテーション・質疑応答
↓(第二次審査) - ⑤11月12日:閉会式にて選考結果発表・表彰
↓ - ⑥論文投稿
繁田 正子先生の生涯
1956年4月3日 北海道北見市で生誕 滋賀県彦根東高校卒業
【職歴および研究歴】
- 1981年
- 京都府立医科大学 卒業 医師免許取得
京都府立医科大学第一内科研修医 - 1983年
- 松下記念病院(守口市)第一内科勤務
- 1986年
- 京都府立医科大学 研究生、修練医等
(呼吸器外来及び病棟担当) - 1989年
- 明治鍼灸大学内科講師
- 1991年
- 米国マサチューセッツ州クインシガモンド大学留学
- 1993年
- 京都府立医科大学研修員(呼吸器外来および気管支鏡担当)
- 1995年
- 京都第一赤十字病院 健診部医長
- 1999年
- 同副部長 京都府立医科大学 客員講師
- 2003年
- 同部長
- 2007年
- 京都府立医科大学医学研究科 地域保健医療疫学教室 学内講師
- 2011年
- 同准教授 京都府南丹保健所長
- 2014年3月6日 逝去
【学会活動等】
医学博士
日本人間ドック学会 認定指導医
日本内科学会 認定医 専門医
日本呼吸器学会 認定医 指導医
日本医師会 認定スポーツ医
1997年 日本内科学会専門医部会奨励賞受賞
1999年 厚生省がん研究助成金(中村班)班員
2007年 厚生労働省がん研究助成金(林班)班員
【著書】
- 1994年 呼吸器症候群(共著)日本臨床社
- 2002年 ガイドライン外来診療 2002(共著)日経メデイカル開発社
- 2002年 卒煙ハンドブック(共著)京都新聞出版センター
- 2003年 禁煙外来マニュアル(共著)日経メデイカル開発社
- 2007年 喫煙病学(共著)最新医学社
- 2014年 禁煙学(改訂3版)(共著)南山堂